
50thあいさつ

実行委員長
大竹 信行
愛知県立蒲郡東高等学校がめでたく創立50 年を迎え
ることが出来ましたのは、ひとえに創立当初より献身
的に教育に対して情熱を燃やし、生徒の指導に当たって
こられた教職員の方々の並々ならぬ努力の賜物である、
と深く敬意を表します。
蒲郡東高等学校は普通科進学校を地元に、の強い要望
で昭和43 年(1968 年)4 月に開校しました。私は第3 回
生で私達の入学で3 学年が揃いましたが、まだまだ何も
かもが萌芽段階でした。当時の私達は夢や希望に満ち、
活力のみなぎる若い時代でした。勉学にも部活動にも「文
武両道」の精神で一生懸命励む大切さ、喜びを学びまし
た。私は当時のかけがえのない経験がいかに実社会に
おいて大切な人生訓であったかを実感しています。
開校した当初から今日までに巣立った卒業生は、60 代
半ばを筆頭に幅広く社会を支え、各方面で活躍をする厚
い世代層となっております。まさに歴史を重ねて今、どっ
しりと社会に根を下ろしております。毎年この最良の
舞台に生徒を迎え、ソフトとハ-ドの両面から3 年間鍛
えに鍛え、心身の成長を確認しながら世の中に送り出し
続けています。
昨今はめまぐるしいスピードで情報が飛び交い、社会・
経済・文化は国際化時代となりました。そこで必要となっ
てくるのが、自ら目標を高く掲げ、それを成し遂げよう
とする不屈の精神であり、新時代に順応する柔軟な発想
に他なりません。このような時代を切り拓く力を学んだ
諸先輩方と、その後に続く後輩が蒲郡東高等学校を基点
として結ばれ、大きな力を発揮することが出来るのなら
ば、それは本当に素晴らしいことだと考えます。そのきっ
かけとして、同窓会や記念事業を有効活用していただけ
ると幸いです。
この輝かしい歴史と有望なる人材を輩出し続ける蒲
郡東高等学校が、今後益々隆盛なる前途たらん事を祈念
し、これからも同窓生の皆様には、本校を卒業した誇り
と責任を持った人生を歩んでいって頂きたいものです。